皆さんはMotorolaのスマホにどんな印象を持っているでしょうか?
格安simとバンドル販売されてるので名前は知っているっていう人も多いのではないでしょうか。
ちょっとスマホが好きな人であれば、Moto Modsで流行りそうもないヘンテコ周辺ガジェットを出しているだとか、昔、携帯電話端末世界シェア1位だったこととか、Googleに買収されてたのに特許だけ吸い取られてブランドはレノボに売却されたりしてる会社って認識じゃないでしょうか。
Nexus 6もMotorolaとGoogleの共同開発。日本のガジェットファンの間でも人気でしたね。2014年販売ですって……、もうそんなに経つんですね。Qi方式のワイヤレス充電に対応していました。正直自分はQiがこんなに普及するとは当時思っていませんでしたよ。
そんなMotorolaですが、アメリカでの安価なスマートフォン市場を完全に掌握していること、知っていました?10万円を超えるスマホが珍しくない中、3万円から購入できて完成度の高いスマホを出してくるMotorolaは人気のメーカーなんですね。
実際僕もMoto G5を使用しています。MotoアクションはAndroidデフォ機能にして欲しいくらい最高だし、初めて体験した指紋認証は爆速すぎてHuaweiやApple端末を手にした時、そのもっさり具合に戸惑ってしまいました(まあセキュアかどうかは置いといて)。
ひとつの端末を使い込んだだけで、こんなにMotorolaファンになってしまいましたよ!
日本のガジェットファン的には、中華スマホがもっと安く手に入れられるので価格の面では勝負しづらくはあるのですが、それでも!それでも魅力ある端末だと断言できます。
なので今回、最近出たMotorolaのスマホをまとめてレビューしてみました!
Moto Gシリーズ
アメリカで格安スマホの王者として君臨してきたのが、MotorolaのGシリーズ。その最新の端末がMoto G7です。
Moto G7
この端末を褒めたくて記事を書いたと言っても過言ではありません。
SoCはSnapdragon 632、RAM4GB、ROM64GB。6.2インチで水滴ノッチの液晶ディスプレイです。
すごく好きなんですよ、この端末。でもスペックだけ見ると、中華スマホでもっとコスパの良いモデルがいっぱいあると思うんですよね。だから表面的なスペックだけじゃない、この端末の魅力を書き綴りたいと思います。
・デザイン
背面はP2iナノコーティング加工を施したガラス素材が用いられていて、美しい仕上がり。
自分はこの背面に黒く大きな丸いカメラモジュールが配置されているMotorolaのデザインがとにかく大好きなんです。なんかこう、旧型ロボットのモノアイみたいな感じがそそられませんか?
このピュアホワイトはカメラ部分の縁取りも美しく、言うことなしのデザインになっています。
・DSDS+SDカードが同時使用可能なトリプルスロット
日本で発売されるG7シリーズは全てトリプルスロットです。
これ、本当にすごい長所だと思うんですが、他のガジェットブログなんかで特筆して触れられている所を見たことがありません。
特に3万円前後のスマホを探している層にとってはSDカードスロットは死活問題でしょう。せっかく安くても本体容量が多いモデルだと値段が跳ね上がってしまうケースは珍しくありません。ならば、最低限の本体容量を確保し、SDカードで拡張ができるというのはAndroidを選択するうえでかなり重要なメリットと言えます。
MotoGシリーズは伝統的にDSDS+SDカードが同時使用可能なトリプルスロットが採用されています。
他のメーカーのDSDSスマートフォンでは、SDカードスロットがセカンドSIMカードとの排他利用となり、DSDSで使用しようとするとせっかくSDカードスロットが搭載されているのにSDカードが使用できない、という製品が殆どです。そもそも中華スマホではSDカードが使用できないモデルも増えてきています。
Motorolaの他には、ASUSやOPPOなんかがトリプルスロットの端末を出していますね。なんで他のメーカーは排他利用ばかりなんでしょう。設計上制約が出来てしまうのでしょうか?
せっかくSDカード使用できるのに……、という残念な気持ちになってしまったことは数知れません。SIM延長プラグなんて裏技もありますが、見た目が力技すぎるのが難点です。
・Motoアクション
これは本当に使ってみないとわからない魅力なのですが、Motorola端末は端末を捻ったり降ったりするとアプリケーションが起動するMotoアクションという機能が備わっています。
これが本当に便利すぎて、Androidのデフォルト機能になってしまえばいいのにと願わずにはいられません。
この2回捻るとカメラが起動する機能なんかはめちゃくちゃ便利です。わざわざカメラアプリをタップしたり、物理的にカメラ起動ボタンを側面に付けたりするよりかなりスマートだと思います。こういう、日常的には使わないけどスマホを使う上で絶対に使用する機能がシンプルで簡単な操作に割り振られているというのが使用していてかなり便利なんですね。
ちなみにディスプレイがオフの状態から使えます。ポケットから出しながら、クイッと捻るだけで被写体を捉えられるんです。今市場に出ている全スマートフォンの中でで一番スマートだと思っています。
・個人輸入なしで3万円
最後に価格です。Moto G7は執筆時シムフリーモデルが3万円と少しで買えちゃいます。格安Simとバンドルであればもう少し安く買えるでしょう。
なんだかんだ言って個人輸入のハードルはいまだ高く、本体の値段の他にも送料や関税などかかる場合があります。それに比べると、店頭で実際に触れて、そのまま買ってすぐに使えてしまうというのは一つのメリットでしょう。
Pixel 3aがライバルにいる辺り若干不遇な端末だと思います。どーせ3キャリアが投げ売りするでしょうからね。
Moto G7 Power
Moto G7 Powerは、Moto G7よりもスペックが抑えられた端末です。ディスプレイは1520 x 720。
ちょっと2019年の端末としては、しょんぼりポイントですよね。SoCはMoto G7と同じ Snapdragon 632なのは一安心。ただしRAMは3GB、ROMは32GBです。2019年の端末としてはギリギリ。いやギリギリアウトな気もしますw でも通常使用はなんとかなるんじゃないかな?
・バッテリー
この端末のアピールポイントは5000mAhというバッテリー容量。ネットブラウジングとカジュアルゲームしかしない、でもずっとスマホ触っちゃうといった層には刺さるんじゃないでしょうか。
価格はなんと25000円~といった破格ぶり。
もちろん上記G7で紹介したトリプルスロット、Motoアクションなんかも使用できます。
ちょっとスペック的に、買い替え寿命は2年程度になってしまいそうですね。でもバッテリーの劣化具合も考えるとそのくらいで買い替えていくのがストレスなく過ごせるのではないかとも思います。
でも、自分ならMoto G7買っちゃうかなあー、なんちゃって。バッテリーに魅力を感じる方は是非
Motorola Zシリーズ
Moto Z4
Moto Z4はMotorola Zシリーズの最新端末です。
これまでZシリーズはハイエンド端末だったんですが、Z4は Snapdragon 675を採用しているミドルレンジ端末です。
・Moto Mods
Motorola Zシリーズといえば何と言ってもMoto Modsでしょう。周辺機器としてMotorolaからリリースされ、プロジェクターや追加バッテリーなど、本体機能を拡張できるのが特徴。
他にもスピーカーやゲームパッド、何と5G通信モジュールまでがラインナップ。
中国メーカー以外で、ミッドレンジ端末にOLEDの画面内指紋認証を搭載している点は、褒めるべきでしょう、と思ったらレノボ傘下だったの忘れてました。ヘッドフォンジャックも復活。ユーザーの意見を汲み取ったんだそうです、嬉しいですね。でもリアカメラがシングルだったり、ちょっとアンバランスな感じ。トリプルスロットも非対応でしょんぼり。
でもストレージは4GB128GBです。価格で競合しているPixel 3aの倍というのは嬉しいですね。
バッテリー容量も3500mAh。Pixel 3aより1時間長く可動したとのレビューも見られます。
悪くない端末、悪くはないと思います。
でもちょっと魅力が足らない感はある端末ですね。Motorolaファンの自分がこう言ってしまうのですからちょっと駄目でしょう。
値段もミドルレンジの中では高いし、その割にアッパーミドル帯のスペックかと言うとそうでもない。日本未発売なのでDocomo、SoftBankのバンドでも未対応が目立ちます。
これを買うならG7でいいのでは……、と考えざるを得ない端末じゃないでしょうか。
カメラのレビューが振るわないのも痛いです。どうしてもMoto Modsを使いたい、そんなフリークスな人たちが買う端末ですね。
Motorola Oneシリーズ
Motorola One Vision
・異色のMotorola端末
Motorola One Visionは、 日本未発売の端末です。Motorolaがこれまで発表してきたGシリーズやZシリーズとは大きくデザインが異なり、またAndroid Oneデバイスとして登場するのでOSアップデート保証があるのも特徴です。
・SoCはなぜかサムスン製
搭載チップセットはサムスンのExynos 9609を採用しています。 Snapdragon 600台くらいの性能でミッドレンジのスマホですね。
RAM4GB、ROM128GBのモデルが発売されています。SDカードに対応。残念ながら排他利用と思われます。
・アスペクト比21:9のシネマディスプレイ
最大の特徴はここでしょう。Xperia1を思い出させる、21:9の超ワイドディスプレイを搭載しています。シネマディスプレイという名の通り、映画館並の視聴体験をもたらしてくれるでしょう。
また、ネットブラウジングやゲームに置いても、このワイドディスプレイが役立つことは間違いありません。まあ動画、アプリ側が対応していれば、と注釈が付きますが。
・Android Oneプログラムが適応される端末
発売日から2年間のOSアップデート保証、3年間のセキュリティアップデート保証が受けられます。ほぼピュアなAndroidを手にできるというのは魅力的です。
価格は37000円程度。Motoアクションにも対応しています。流行りの夜景撮影モードもあります。
背面デザインやトリプルスロットをなくしてしまったのが残念ですが、21:9ディスプレイなど、Motorolaの新しい挑戦が見られる尖った端末です。
4K HDRに対応してマスターモニター水準のXperia 1とは単純に比較出来ませんが、この値段でこのワイドモニターの端末が手に入ると言うのはガジェットファン的にはかなりそそられるのではないでしょうか。なおDocomoのプラチナバンドに対応していない点は注意が必要です。
また、リーク段階ですが廉価版のMotorola One Action、上位版のMotorola One Proも控えています。こちらも期待したいですね。
まとめ
というわけで、2019年発売のMotorolaスマホ4機種の紹介でした。いかがでしたでしょうか。
みなさんもMotorolaのことを好きになっていただければなによりです。
これからもMotorolaを応援していきたいと思います。特に、2019年のMotorola Oneシリーズは期待できそうで楽しみです。
また、Moto G7は中々バランスの取れた良端末だと思います。格安スマホをお探しの方は是非御一考してみて下さい。
Motorolaよ、永遠に!
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