皆さんこんにちは。突然ですが、今ガジェット界隈で熱い分野と言えば何を思い浮かべますか?
自分は「完全ワイヤレスイヤホン(TWS)」、「大容量格安SIM」、「Eバイク(キックボード含む)」あたりです(個人的な意見)。スマホは……POCOの端末がちょっと気になるかな?
記事のネタ集めにネットをフラフラ散歩していたところ、アメリカ有名ガジェットニュースサイト「THE VERGE」にて『今買うべきベストな完全ワイヤレスイヤホン』特集が組まれていました。興味をそそられたので覗いてみたら、私もレビューしたJabra Elite 75t もランクインしていて、嬉しくなってしまったので翻訳して紹介したいと思います。
ちなみに自分が2019年ベストガジェットだ!と興奮しながらレビューしたのはこちら。↓
THE VERGEによる、今買うべき完全ワイヤレスイヤフォン10選
元記事はこちら。
各イヤフォン、THE VERGEがレビューした際のスコア(10点満点)がつけられています。それに加えて、当サイトではAmazonジャパンでの執筆時実売価格を併記しています。では見ていきましょう。
最高の完全ワイヤレスイヤホン Apple Airpods Pro 9.0点
堂々の1位は、Appleの最上位完全ワイヤレス、Airpods Proです。
カナル型を採用したことにより、Airpodsで散々言われていた酷い音質が改善され、更に強力なノイズキャンセリングによる普段使いでの利便性を備える隙のないヤツ。接続性においても、専用チップを搭載しiPhoneとの連携は文句なしです。個人的には、iPhoneユーザーならこれ一択だろうと思います。
悪いところも挙げておくと、同価格帯の製品と比べると音質が劣る点、バッテリー持ちの悪さ(ノイキャン時単体4.5時間)でしょうか。それに加えてTHE VERGEでは、フィット感の悪さ、最低限の防水性能、時々バグる、というのが挙げられていますね。アメリカ人にはフィットしないのかな?単純に母数が大きいだけな気もしますが。
Airpodsからカナル型に変わった為、ニッチなインナーイヤー型ファンが不満を漏らしているのもたまに見かけますね。まあでもそこは無視していいんじゃないかな……。
ギズモード・ジャパンさんのこのレビューが大好きです。
スマホで何を聴くか、ってことですよね。アメリカでは8割がストリーミングで聴くって記事も見たことがありますし、現状の完全ワイヤレスの役割は音質ではないのかも。以前高級オーディオにハマっていた身としては悲しいですが。
執筆時の実売価格は30,580円。
Androidユーザーはこれが最適。Jabra Elite 75t 8.5点
当サイトでもレビューしたJabra Elite 75t が第2位にランクイン。上のAirpods proでがっかりした人も安心してください。Jabra Elite 75t は音質もしっかりしています。当サイトのレビューはこちら。
THE VERGEでは良い点として、小型&軽量、優れたバッテリー(単体7.5時間ケース込み28時間)、飛躍的に向上した音質、Airpods proを遥かに上回る低音、優れたデザインを挙げています。
悪い点としては、ノイキャンなし、ワイヤレス充電なし、曲送りなどの操作が複雑、と挙げています。とは言え、このあたりの機能をなくしているからこそ小型&軽量、バッテリー持ちを実現させているので、あえて採用しなかったのでしょう。
前機種65tの時点で小型を売りにしていたのにも関わらず、75tでは更に20%の小型化に成功。またBluetoothアンテナも再設計して本体も小型化に!。
iPhoneユーザーであれば、OSレベルで統合されているAirpods Proは良い選択肢ですが、低音を重視する音楽ジャンルを好むユーザーは、Jabra Elite 75tも選択肢に加えるべきとレビューされています。
自分は現在これをメインに使っています。使い勝手は大体上記の通りなんですが、付け足しておくと外音取り込みがかなり優れており、日常生活であればイヤフォンを取り外す必要はまずありません。また接続性も最近のワイヤレスイヤフォンらしく途切れたり接続に時間がかかったりもしません。何よりこの小ささは本当に快適。使ってない、持ち歩いてる時も快適なの、すごくないですか?
執筆時の実売価格は24,038円。
Airpods proとJabra Elite 75t の2つが、傑出して優れているとTHE VERGEは評価しています。しかし他にも、コストパフォーマンスや音質、フィットネスなど、優れた選択肢として挙げられていますので、以下で紹介します。
Beats Powerbeats Pro 8.5点
良い点
- フィットネスでも安定して使用できるフィット感。
- 満足いく低音。
- 防水性能。
- バッテリー持ち。
悪い点
- 笑えるほど大きなケース
- 高音がキツく、長時間の使用が疲れる
- ワイヤレス充電なし、Lightning充電
- 開放型なのでそこそこ音漏れする
執筆時の実売価格は24,240円。
Amazon Echo Buds 8点
良い点
- 優れた音質
- 優れたフィット感
- Bose独自のノイズリダクション
悪い点
- マイクロUSB
- ワイヤレス充電なし
- 初期はバグがあった
アメリカで2019年10月30日に発売されて、日本ではまだ未発売です。ただ、技適取得済みで、PSEマークもAmazonジャパン名義で明記されているようなので、近い内発売されるでしょう。
安くて質が良いのは素晴らしいですが、2020年の製品でマイクロUSBは……。日本発売に合わせてマイナーアップデートとかしないでしょうか。
執筆時の実売価格(日本未発売なので米尼価格)は89.99ドル(約9,800円)。3ヶ月の無料Audibleという特典付きセール中でした。通常は129.99ドル(約14,000円)です。そっか、Amazon製品だから、セールで価格がガクっと落ちるんですね。強い……。
Sony WF-1000XM3 8点
良い点
- ノイズキャンセリングが小さなパッケージで
- 優れた音質
- 上質で洗練された外観
- 長いバッテリー寿命
悪い点
- 防水性能なし
- 複数デバイスとのペアリング不可
- ワイヤレス充電なし
大好き。注目すべきは、やはり自然で強力なノイズキャンセリング性能でしょう。Airpods proが登場するにあたって、ノイキャンの強力さはAirpods proが優れるとレビューするメディアも、WF-1000XMの方が自然だと評しているところが多いです。デザインも他のTWSとは一線を画す上質さですね。また、音質もTWSの中では文句なしのトップクラス。お値段がそこまでトップクラスじゃないのは意外かも。
執筆時の実売価格は25,173円。
Jaybird Vista 8点
良い点
- ジムやフィットネスに最適
- コンパクトな充電ケース
- 非常に快適で安心できるフィット感
悪い点
- AACサポートなし
- ワイヤレス充電なし
- 音声通話の品質があんまし
執筆時の実売価格は19,800円。
ANKER Soundcore Liberty 2 Pro 7.5点
良い点
- (価格に対して)優れた音質
- 優れた密閉性とノイズ遮断性
- ワイヤレス充電
悪い点
- ポッドキャストや静かな音楽の時、かすかなホワイトノイズ
- 最近の製品としてはケースが大きめ
- 通話品質は平凡
執筆時の実売価格は14,380円。
ANKER Soundcore Liberty Air 2
良い点
- Airpodsより優れたバッテリー性能(単体7時間ケース込み28時間)
- 素晴らしい通話品質
- ワイヤレス充電
悪い点
- 音質は平均的
- 外音取り込み機能なし
- タッチコントロールがややこしい
執筆時の実売価格は7,999円。
Master & Dynamic MW07 PLUS 7点
良い点
- 大幅に改善されたバッテリー寿命(メーカー発表では単体10時間ケース込み40時間)
- 効果的なノイズキャンセル
- 刺激的な音質
悪い点
- まだ非常に高価
- 複数デバイスとのペアリング不可
- ケースに非常に傷がつきやすい
- 分裂的なデザイン(?)
刺激的な音質、というところに惹かれますね。大抵のメーカーはもっとお上品な表現をされますw THE VERGEの個別レビューによると、バランスの良いサウンドではなく、代わりに活気があり、中高音が一斉に増幅され、刺激的な音になっているとのこと。ロックやポップスとか良さそうですね。
悪い点の、分裂的なデザイン(Divisive design)って部分が調べてみたのですが翻訳できずイマイチわかりません……。技術的なことなのか、それとも単に見た目が良くないのか……。自分はむしろ、デザイン的にはかなり優れていると思います。
執筆時の実売価格は37,223円。
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 6.5点
良い点
- これまでにない、完全ワイヤレスで真に最高でピュアなサウンド
- 耐久性のあるイヤホンのデザインとケース
- 快適なフィット感
- 優れたマイク性能
悪い点
- ケースでの充電中、バッテリーが消耗する
- 直感的でないコントロール
- 不安定なワイヤレス
ちょっと元ページが尻切れだったので、個別レビュー からも情報を引っ張ってきています。
執筆時の実売価格は34,856円。
まとめ&個人的所感
ということで、米メディア「THE VERGE」による、「今買うべきベストな完全ワイヤレスイヤフォン」特集の翻訳記事でした。
自分が「これだ!」と思って買ったJabra Elite 75t が傑出した製品として選出されていて、個人的にも嬉しい。なんでしょう、ガジェオタとしての目が間違っていなかったみたいな。音質なんかに関しても、当サイトでレビューした所感とあまり変わりなく、自分の耳がポンコツでなかったんだと一安心していますw
記事のランキングは、ひと目見てわかるように単純な音質だけにフォーカスしたものではありません。それだとソニーのWF-1000XMやゼンハイザーMOMENTUM True Wirelessなんかはもっと上位に来ますからね。普段身につける、半ばウェアラブルガジェットのような総合的な使い勝手を点数化して評価されています。
Airpods Proが高評価なのはいいとして、Airpodsが選外になっていますね。意外ですが、確かにAirpods proが選択肢にあるのにAirpodsを買う理由もないかもしれません。登場時はともかく、今は安くAirpodsライクなTWSたくさんありますからね。接続の安定具合も、もう売りにならないような時代になってきました。
今年はフィットネス特化のJabra Elite Active 75tも控えていますし、Pixel BudsやSurface Budsといった毛色の違うメーカーも完全ワイヤレスに参入してきます。Boseも新しいのを出しますね。一体どんな流行が生まれるのでしょうか。
読者みなさんのおすすめ機種やこんなやつが欲しい!といった希望も、コメント欄で聞かせてくださいね~。
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