中国のスマートフォンメーカーXiaomiが2019年のFortune Grobal 500の468番目にランクインしました。
なにそれ?という方に簡単に説明を入れておくと、米Fortune誌が毎年発表している世界の企業の収益ランキング、それがFortune Grobal 500です。
収益だけで企業を語ることはできませんが、このランキングに軒を連ねている企業を見るとそうそうたる名前が連続しています。下の画像は2018年度のトップ100。画像が小さくなってしまったのでリンク先で見ることを推奨。
今回ランクインを果たしたXiaomiは創業9年目であり、Fortune Global 500ランキングの中では最年少の企業となります。もちろんこのランキングの上位にはApple(11位)、Samsung(15位)等スマートフォン事業でのライバル達もガッツリ食い込んでいるのですが、それらと(ランキング順位に隔たりがあるとは言え)Xiaomiが並ぶというのは一ファンとしても嬉しいところです。Xiaomiは中国でのIoT、ウェアラブル市場においてもかなりの影響力をもっており、その成功もランキング入りの理由になっていそうです。
Xiaomiは世界80カ国以上の市場に進出しており、スマートフォン出荷台数に関しては2019年3月の時点で40以上の市場でトップ5以内にランクしています。スマホ普及率が低かったことから重要市場であるインド、アフリカ、ラテンアメリカ市場などでも活躍が目覚ましく、大きな進歩を遂げています。世界でのスマホシェアは第4位。創業9年でこの位置にいるとは凄まじいですね。
Xiaomiは2019年に入り、今後5年で 「スマートフォン+AIoT」を成長戦略としており、その一環として 「All in AIoT」の開発に 100億元(約1兆5721億円)を投資すると宣言しています。
また苦戦していた中国国内スマホ市場へのテコ入れとしてレイジュンCEOが直轄して指揮をとる大幅な人事異動を実行。
質実剛健、悪く言えばおじさん向け、ギーク向けのイメージが強かったXiaomiスマートフォンのブランドイメージを若返らせるため、開発チームから一新し新たな製品ラインを打ち出したCCシリーズの登場や、新たに誕生しつつあったベイビー・フラグシップ(7~8万円前後のハイエンド端末)市場へ勝負をしかけたRedmi K20 Proなど、今年に入り相次いで攻勢をしかけてきています。
OPPOに続き、いち早くディスプレイ下フロントカメラのデモ端末を公表したり、最近ではペリスコープ関連の特許も取得しました。それらの技術は次期Mi Mixに搭載されるのではないかと期待されています。また、もう忘れ去られていそうですがXiaomiの折りたたみ端末も続報が気になる存在ですね。当初の噂通りSnapdragon 855端末だとしたら、今年中には発表されそうな予感……。
ということで、 XiaomiのFortune Global 500ランクイン、今年から更に大きな成長を期待させてくれる、Xiaomiファンには嬉しいニュースでした。
要するに、さっさとMi 9T ProのGlobal版出して下さいこの野郎というわけですね。(本音
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